「コピー、コピー、ひたすらコピー」
- KIDO
- 2023年12月9日
- 読了時間: 2分

コピーの先にオリジナルがある
誰もスタイルや個性を持ったまま生まれてくるわけではない。
自分が誰だかわかって生まれてくるわけではない。
私たちはまず、自分のヒーローのまねから始める。
“コピー“して学んでいくわけである。
いいと思ったものをコピーする。
コピー、コピー、ひたすらコピー。
その先に自分が見つかる。

といっても、ここで言うコピーというのは、
練習であって盗作ではない。
盗作というのは、
他人の作品を自分の作品にしてしまうこと。
コピーとは、いわば"リバースエンジニアリング"。
整備士が車を分解して仕組みを調べるのと似ている。
ライターは文字をなぞって書き方を覚えた。
ミュージシャンは音階をくり返して弾き方を覚えた。
画家は名画を模写して描き方を覚えた。
まずは、コピーする相手を見つけること。
見つかったら、次はコピーする作品だ。
コピーする相手を見つけるのは簡単だ。
あなたの大好きな人、
あなたに刺激を与えてくれる人、
あなたが憧れる人をコピーすればいい。
一言でいうなら、あなたのヒーローだ。
まずは自分のヒーローの全作品を作りなおそう。
といっても、1 人のヒーローから丸々盗んではいけない。
ヒーロー全員から盗もう。
1 人の作家をコピーするのは盗作だが、
何人もの作家をコピーするのは研究である。
あなたがたった1 人の影響しか受けていなければ、
あなたは第2の〇〇と呼ばれるだろう。
だが、100人から盗んでしまえば、
“あなたはオリジナルだ!"と言われるのである。

コピーする作品を見つけるのはもう少し厄介だ。
単にスタイルを盗んではいけない。
スタイルの奥にある“考え方”を盗もう。
あなたにとって大事なのは、
ヒーローのように見えることではなく、
ヒーローのように見ることだ。
ヒーローのひととなりやスタイルをコピーする理由はただ1 つ。
心の内側を覗き込めるかもしれないからである。
大切なのは、その人の世界観を自分の一部にすること。
作品の本質を理解せずに、上っ面だけをまねていたら、
あなたの作品はせいぜい贋作にしかならない。