説明や強調するために使う機能的な色
1.色で差をつける
色があるほうがないよりも目立ちやすい。
強調したいところに
ラインマーカーで色を差してみる。
白黒のプリントに
赤字で書き込みをする。
当たり前すぎで
普段意識することは少ないが、
色はONとOFFだけで
意味を持たせることができる。
2.色で見やすくする
明度差が
大きい方が見やすく、
小さい方が見にくい。
背景色と文字や
図の色の明度差は、
・読みやすさ
・見やすさ
に直結する。
明るさに差がないと
読みづらくなるため、
特に文字を白黒ではなく
色×色の組み合わせに
する時は要注意。
逆にあえて差を縮め
主張を弱めるという方法もある。
3.色で注目させる
暖色系のほうが、
寒色系よりも
目を引きやすい。
暖色系と彩度の高い色は
目立ちやすく、
寒色系と彩度の低い色は
目立ちにくいため、
注目度のコントロールができる。
特に彩度の高い
・黄色
・強い赤
などは、
しっかり注目させたい
道路の交通標識
などでよく使われている。
4.色を記号として認識させる
・同じ色
・配色
を使い続けると、
記号として認識できる。
たとえば
赤い扉と青い扉に
「トイレ」
と書いてあったら、
どちらが男性用/女性用か
迷うことはないだろう。
同じ色を
同じ意味で
使い続けることで、
色は記号に変わり、
それだけでメッセージを発することができる。
5.色でグループに分ける
似ていると同じ、
似ていないと違う
グループに見える。
同色を使っているところは
同じグループとして
認識されるため、
色と情報を
リンクさせる
ことができる。
また暖色系同士など、
色が完全に同じでなくても
似ているだけで
近いものに見えやすいため、
ゆるやかな
グルーピングに有効である。
6.色で階層を分ける
強い色が重要度が高く、
弱い色は重要度が低く
見える。
色で強弱をつけることで、
受け手に
「どこが重要で見て欲しい場所なのか」
を示すことができる。
強い色は手前に、
弱い色は奥に
見えるため、
平面上でも
前後関係が生まれ、
優先順位の高いところに
自然と目がいくようになる。